車中泊DIY ~ 後部座席の座面外し

フリード+は後席を畳むとフラットで広々としたラゲッジスペースが出来るので、車中泊には最適な車として人気となっています。
わが家でも車中泊に活躍してくれていますが、何度か使っている内に使いづらい所が出てきました。
それが、後席を畳んだ際の座面部分です。
せっかくの広い荷室が座面の厚み分無駄になっていたり、前席のリクライニングが出来なくなったりと、微妙に不満を感じる箇所が出てきました。🤔

わが家は妻との二人暮らし、基本的に2人乗車なので後部座席の使用頻度はとても少ないです。
ならばいっそのこと後部座席の座面外してみる事にしました。

座面が無い状態では車検に通らないので、今回のDIYを行う場合は必ず現状に戻せる事を確認して行ってください。

フリード+の後席の収納方法と問題点

以前乗っていたソリオは後席を前に倒すだけで、座面ごと床に沈み込み多少運転席側に傾斜しているもののフラットになってくれました。(但し身長176cmの私にとっては荷室長が短いため工夫が必要となります)

フリード+の場合、一旦後席の座面を前席側に起こしてから後席の背もたれを倒す事でフラットとなります。

なので、起こした座面の厚み分だけ荷室長が短くなります。

運転席をドライビングポジションにした場合の荷室長は約170cmと、私の身長(176cm)では微妙に短くて足を伸ばしては寝れない長さです。

当然、前席を前にスライドさせてベッドメイクする事になりますが、車中泊の途中に温泉に行ったり、ラゲッジの傾きや周りの音が気になり少し車を移動させたい場合でも、その度に位置を戻すのが非常に煩わしい作業でした。

運転席を運転できるギリギリに調整したとしても、前席の背もたれの後ろにピッタリと後席の座面があるので前席のリクライニングも出来ず、かなり窮屈な姿勢となってしまいます。😓

座面を外す?それってアリなの?

そもそも座面を外して良いものなのか?🤔 
ある日Youtubeで、フリード+ベースのキャンピングカー(WhiteHouse社製)を紹介している動画に「簡単に後部座席の座面を取り外せます」という機能を見て驚き!!😲
ネットで調べてみると、同じような悩みで座面を外しているフリード+ユーザーが結構いる事を知りました。
ただし、後部座席に人を乗せる場合や車検時には必ず元に戻す必要があります

座面の外し方

「フリード+ 後部座面 外し方」で調べると、たくさん紹介されています出てきます。
基本的には、皆さん同じ手順で外されているようです。
1)後部座席のサイドパネルを外す
2)後部座席センターの座面下にあるパネルを外す
3)座面を固定しているボルトを外す
4)座面を外す
5)パネルを元に戻す


工程的には以上の5工程です。
一番面倒なのは1)位なもので、慣れてしまえば戻すの難しくはありません。👍

1)後部座席のサイドパネルを外す
・後部座席のリクライニング用のレバーの取っ手を引き抜きます。力づくで引っ張れば引き抜けます

・レバーを外すと下に見える穴(赤丸部)にプラスのネジがありますので、それ外します。
・サイドカバーを外します。
 数ヶ所ツメ(赤丸部)で引っかかっているので、コチラも多少力が必要です。

2)後部座席センターの座面下にあるパネルを外す
・後部座席中央にあるパネルを外します。

 それほど強くないツメなので外しやすいかと思います。

3)座面を固定しているボルトを外す
・後部座席と座面と繋ぐアームの根元にある12mmのボルト(赤丸部)を外します。
 かなり固く締められているので、大きめのレンチを使った方が良いと思います

4)座面を外す
・ボルトが外れたら、アームを少し前にズラすと外れます。
 外したボルトは紛失防止のため元の穴に戻しておくと良いでしょう。

5)外したパネルを元に戻す
・座面センターパネルとサイドパネルを元に戻します。

サイドパネルを戻すのは少しコツがいりますが、リクライニングのヒンジ部分さえハマれば、あとはスンナリ入ってくれます。

座面の脱着について

以上、後部座席の座面外しについて紹介しましたが、最初に書いた通り座面を外した状態だと車検を通す事ができなくなります。
また親戚や友人を乗せる事になった際にも座面を戻す必要があります。
人によっては「クッションで代用する」というのも目にしたことはありますが、厳密にはNGだと思うので座面を戻すのも手軽にできればと思います。

最初に紹介したキャンピングカーでは、サイドパネル自体に穴を空けてノブを付けたボルトで固定するようになっていました。

WhiteHouse社の脱着用ノブ

この方法であれば、面倒なサイドパネルを外す必要もないので、非常に楽に脱着ができるでしょう。
私も最初はそれに倣おうかと思いましたが、サイドパネルのプラスネジを外してしまえばボルトが露出する程度に押し広げる事ができたので、とりあえずサイドパネルは加工せずに現状のままにしてあります。

ただ大きなボックスレンチを差し込むには少々狭いので、六角レンチで締められるキャップボルトに替えました

外したのちに何度か座面の脱着をしていますが、今の所サイドカバーのプラスネジを外すのとセンターのパネルを外すだけで脱着が可能となっています。

座面を外した結果

座面を外してみた結果、通常のドライビングポジションでも185cmのスペースを確保する事ができました。👍

しかも後席を倒していてもリクライニングが可能なので、長距離運転で少し休みたいときでも気にせずにリクライニングができます。

あと座面が無くなった事で、追加で使い勝手が良くなった点としては
運転席からラゲッジへの移動も出来るようになりました>
今までは、後席の座面が前席とラゲッジとの間に壁となってましたが、それが無くなる事で外に出ることなくラゲッジに移動できるようになりました。👍
雨の日等はとても助かります。

後席を前にスライドさせられた分、収納スペースが増えました>

座面が無い分、後席を前にスライドできるので、ちょうど靴が入れられる程度のスペースができました。👍

逆に座面を外す事で発生したデメリットとしては、
×収納場所が必要>
当然ながら、外した座面は車検の時には戻さないといけないので、保管しなければなりません。
それなりの大きさになるので、収納場所は確保しておく必要があります。

×人を乗せられない>
座面が無くなるので、後席はパネルむき出しになります。
むりやりクッションを置く事で座る事も出来るかとは思いますが、プラスチックのパネルの上に置いたクッションは滑りやすいので、安全上行わない方が良いでしょう

わが家の場合、助手席後ろの座面は外していません。
2つ外すのが面倒なのもありますが1名までなら人を乗せる事ができるし、妻の身長だと外さなくても寝る事ができるので残す事にしました。😊

今回のDIYは、必要な方にとってはメリットが大きいかと思いますが、背が低い方や1人での車中泊をされる方にとっては、ノーマルの状態でも寝るのに問題が無いかと思われるので、特に必要ないかと思います。

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